2011年12月31日
お宮便り
いよいよ今年も終わりですね。
当社の方の迎春準備も整いつつあります。
大晦日から明年元旦の祭典行事です。
大晦日 午後11時30分より 除夜祭
明 年 午前0時より 歳旦祭 ~ 火占神事
午前8時 ~ 午後4時迄 新春初祈祷
となっております。
火占神事は新しい年のはじまりに灯された火で五穀豊穣を占う神事で
早生、中生、晩生の札を付けた3本の松明のうち先に燃えつきた順でその年の五穀豊穣を占います。
お時間のあります方は、是非足を運んでご覧いただければ。
又、大晦日から境内の灯篭に灯をともし
御本殿三社・一の鳥居のライトアップも行います。
新しい年が笑顔多き年となりますよう祈りを込めて
沢山の方のお参りをお待ちしております。
2011年12月29日
お宮便り
今年も気付けば残り僅か。
小宮祭の方も皆様のお陰をもちまして年内のお祭は無事に終える事が出来ました。
この場をお借りいたしまして御礼申し上げます。
又、年が明けて引き続き数社で小宮祭が行われます。
地区の皆様大変かと存じますが、宜しくお願いいたします。
昨日は役員さんと共に、境内の正月飾りつけ
又当社敬神会の皆様がご奉仕下さり、境内年末清掃奉仕を行って頂き
その後、当社は少し早いのですが、敬神会参列のもと大祓式を斎行し
川原にて人形流しを行いました。
例年、雪や強風にさらされながら行っているのですが
今年は非常に暖かく、天候にも恵まれる中、無事に斎行出来ました。
又、大祓人形(おおはらいひとがた)をお納めいただいた方々には当社より大祓符を授与させていただきました。
未生流の家元で氏子さんである森本先生が参集殿の床の間に正月用の松をいけて下さいました。
実際は写真で見るより大きく迫力があり、まるで龍が昇っていくかの様に
勢いのある正月用の松をいけて下さいました。
皆様のご協力の下、正月準備も着々と進んでおり、
大祓を終え、心身ともに清々しい気持ちで新年を迎えたいものです。
小宮祭の方も皆様のお陰をもちまして年内のお祭は無事に終える事が出来ました。
この場をお借りいたしまして御礼申し上げます。
又、年が明けて引き続き数社で小宮祭が行われます。
地区の皆様大変かと存じますが、宜しくお願いいたします。
昨日は役員さんと共に、境内の正月飾りつけ
又当社敬神会の皆様がご奉仕下さり、境内年末清掃奉仕を行って頂き
その後、当社は少し早いのですが、敬神会参列のもと大祓式を斎行し
川原にて人形流しを行いました。
例年、雪や強風にさらされながら行っているのですが
今年は非常に暖かく、天候にも恵まれる中、無事に斎行出来ました。
又、大祓人形(おおはらいひとがた)をお納めいただいた方々には当社より大祓符を授与させていただきました。
未生流の家元で氏子さんである森本先生が参集殿の床の間に正月用の松をいけて下さいました。
実際は写真で見るより大きく迫力があり、まるで龍が昇っていくかの様に
勢いのある正月用の松をいけて下さいました。
皆様のご協力の下、正月準備も着々と進んでおり、
大祓を終え、心身ともに清々しい気持ちで新年を迎えたいものです。
2011年12月22日
本年を振り返って
少し早いのですが、今年1年を振り返って感じた事を記したいと思います。
今年の1年は何と言っても東日本大震災にはじまり台風12号災害と
未曾有の災害に見舞われた年でありました。
特に台風12号災害においては自県での災害という事もあり
県内に住まわれている方々の記憶に焼きついているのではないでしょうか。
その中でも熊野地方の被害は特に甚大なものとなって、
同じ神社界の熊野三山をはじめ多くの神社が被災されました。
同じ神職として何か出来る事はないのかと、私自身も属している神道青年会の仲間と
正確な情報収集に努め行動されていた県神社庁とともに県内神社より集められた支援物資の搬入や
土砂撤去作業へと従事してまいりました。
また、県内外から多くの方が被災地の方へとボランティア活動や支援物資を届けられ
未だ完全復旧とまではいかないですが、凄まじい速さで復興へと進んでいるように感じます。
被災地の皆様が諦めず前を向いて行動なされ
不眠不休の中、迅速に活動された自衛隊や地域の行政機関、消防、警察、医療機関等々災害に対しての
対応も素晴らしかったのでしょう。
そして、一般の方々が、それぞれの立場で自分達が出来る事をと考え行動に移された事
全ての思いが合わさって、現在に至っているのではないでしょうか。
1人の力だけでは出来る事が限られていても、多勢となれば大きな力となるのです。
東日本大震災を目の当りにし、台風12号による水害。自国の散々たる惨状に心を痛め
一人ひとりが何かを感じ行動されたのではと。
本年は災害に見舞われた年ではありましたが、この国難ともいえる状況の中
忘れ去られてしまった”日本人の誇り”を呼び起こしてくれたのではと感じます。
四方を海で囲まれた島国に住む我々日本人は共に助け合って生きていき、自国を守っていかなければなりません。
悲しくも幸いにして、神様は災害を通して日本の未来への希望を残して下さったのではと感じます。
来年は壬辰年。奇しくもそういった事が大切となる年となるのではないでしょうか。
日本の伝統文化を伝え残す神社。またそこに仕える神職として、これからも自己研鑽に励み
祭礼や人生儀礼を通じて日本人としての誇りや文化を若い世代に伝えていかなければならないと感じた1年でした。
9月に福島県南相馬市へ。兵庫の青年神職の支援活動に同行させていただき、津波によって流された神社の跡地に
仮宮を設置してきたり、神社の境内をお借りし夏祭を催してきました。
県内の青年神職と先輩達とともに那智大社へと支援活動に。同町災害対策本部へも水等物資を搬入させていただきました。
近畿地区の青年神職64名が集まり、神職しか立ち入る事が出来ない那智大社御本殿域の土砂を手作業で運び出しました。
多勢での作業となって、手作業とはいえ驚く量の土砂を運び出す事が出来ました。
実際に現地に行って感じた事など、まだまだ伝えたいことはありますが
そういった思いや経験したことを今後に生かしていければと思います。
今年の1年は何と言っても東日本大震災にはじまり台風12号災害と
未曾有の災害に見舞われた年でありました。
特に台風12号災害においては自県での災害という事もあり
県内に住まわれている方々の記憶に焼きついているのではないでしょうか。
その中でも熊野地方の被害は特に甚大なものとなって、
同じ神社界の熊野三山をはじめ多くの神社が被災されました。
同じ神職として何か出来る事はないのかと、私自身も属している神道青年会の仲間と
正確な情報収集に努め行動されていた県神社庁とともに県内神社より集められた支援物資の搬入や
土砂撤去作業へと従事してまいりました。
また、県内外から多くの方が被災地の方へとボランティア活動や支援物資を届けられ
未だ完全復旧とまではいかないですが、凄まじい速さで復興へと進んでいるように感じます。
被災地の皆様が諦めず前を向いて行動なされ
不眠不休の中、迅速に活動された自衛隊や地域の行政機関、消防、警察、医療機関等々災害に対しての
対応も素晴らしかったのでしょう。
そして、一般の方々が、それぞれの立場で自分達が出来る事をと考え行動に移された事
全ての思いが合わさって、現在に至っているのではないでしょうか。
1人の力だけでは出来る事が限られていても、多勢となれば大きな力となるのです。
東日本大震災を目の当りにし、台風12号による水害。自国の散々たる惨状に心を痛め
一人ひとりが何かを感じ行動されたのではと。
本年は災害に見舞われた年ではありましたが、この国難ともいえる状況の中
忘れ去られてしまった”日本人の誇り”を呼び起こしてくれたのではと感じます。
四方を海で囲まれた島国に住む我々日本人は共に助け合って生きていき、自国を守っていかなければなりません。
悲しくも幸いにして、神様は災害を通して日本の未来への希望を残して下さったのではと感じます。
来年は壬辰年。奇しくもそういった事が大切となる年となるのではないでしょうか。
日本の伝統文化を伝え残す神社。またそこに仕える神職として、これからも自己研鑽に励み
祭礼や人生儀礼を通じて日本人としての誇りや文化を若い世代に伝えていかなければならないと感じた1年でした。
9月に福島県南相馬市へ。兵庫の青年神職の支援活動に同行させていただき、津波によって流された神社の跡地に
仮宮を設置してきたり、神社の境内をお借りし夏祭を催してきました。
県内の青年神職と先輩達とともに那智大社へと支援活動に。同町災害対策本部へも水等物資を搬入させていただきました。
近畿地区の青年神職64名が集まり、神職しか立ち入る事が出来ない那智大社御本殿域の土砂を手作業で運び出しました。
多勢での作業となって、手作業とはいえ驚く量の土砂を運び出す事が出来ました。
実際に現地に行って感じた事など、まだまだ伝えたいことはありますが
そういった思いや経験したことを今後に生かしていければと思います。
2011年12月18日
続 小宮祭
本日も小宮(境外社)祭が行われました。王子神社。御祭神は皇大神様です。
氏子地区である谷口、筋の両地区が輪番制でお祭を担当くださってます。
本年度は筋地区が担当されました。
両地区の区長と青年団に神事にご参列いただき、
神様への報恩感謝と年番筋地区と谷口地区の安泰をお祈りさせていただきました。
その後は境内にて両地区の獅子舞が奉納され
終わってお餅まきが行われました。
2地区からお餅やらお菓子が集まってますので、その量も多い。
撒かれている青年団の方々も大変そうでした。
筋地区の獅子舞 谷口地区の獅子舞
本年度の王子神社の例祭も皆様のお陰で盛大に、又無事に終える事が出来ました。
2011年12月16日
辰の香合
昨日、「熊野焼万葉窯」の窯元、女流陶芸作家の岡本里美さんが来社され
来年の干支である辰の香合をご奉納下さいました。
ところで香合というのは茶席で使う練り香を入れる器。
実際、本来の使い方はしておりませんが
新年を迎えるとともに社務所の玄関先に飾らせていただき、
皆様をお迎えさせていただいております
上部に青い龍が描かれ、細部にも細かい模様が記されております
ご縁があり当社の方に足を運んで下さる様になって3~4年になるでしょうか。
神様に対しての向き合い方、考え方もしっかりされている方で
作品にも反映されているように感じます。
せっかくなので以前にご奉納下さった作品をご紹介させて頂きたいと思います。
優しさを感じる寅の香合
こちらは卯。
こちらは神職がつける冠を模した香炉。
時間をかけて作られたのでしょう。忠実に表現されており素晴らしい作品です。
実際に色んな作品作りをされているようですので
興味をお持ちになられました方は是非、岡本里美さんの作品をごらん下さい。
体調に気をつけられまして、これからも素晴らしい作品を沢山作り続けて頂きたいと願っております。
今後の更なるご活躍ご祈念申し上げます。
来年の干支である辰の香合をご奉納下さいました。
ところで香合というのは茶席で使う練り香を入れる器。
実際、本来の使い方はしておりませんが
新年を迎えるとともに社務所の玄関先に飾らせていただき、
皆様をお迎えさせていただいております
上部に青い龍が描かれ、細部にも細かい模様が記されております
ご縁があり当社の方に足を運んで下さる様になって3~4年になるでしょうか。
神様に対しての向き合い方、考え方もしっかりされている方で
作品にも反映されているように感じます。
せっかくなので以前にご奉納下さった作品をご紹介させて頂きたいと思います。
優しさを感じる寅の香合
こちらは卯。
こちらは神職がつける冠を模した香炉。
時間をかけて作られたのでしょう。忠実に表現されており素晴らしい作品です。
実際に色んな作品作りをされているようですので
興味をお持ちになられました方は是非、岡本里美さんの作品をごらん下さい。
体調に気をつけられまして、これからも素晴らしい作品を沢山作り続けて頂きたいと願っております。
今後の更なるご活躍ご祈念申し上げます。
2011年12月16日
小宮祭
師走に入り、小宮祭(境外社)がいたる所で行われております。
昨日は、昼前頃から夕方まで三社巡らせていただきご奉仕させていただきました。
歴史が古い、東本庄地区の一ノ宮神社。社殿も立派です。
お渡りの様子。御幣を持って神社周辺を渡行します。
お渡りの途中で一度、宮入りしてからもう一度獅子舞がまわされます。
勇壮にまわす、この地区の獅子舞は見ている人を魅了して下さいます。
そして最後にお餅まきが行われます。老若男女沢山の人で賑わってます。
不思議とお餅まきは人を笑顔にさせてくれます。
因みにまかれたお餅ですが、地区の方々が前日に搗かれたものです。
今回紹介させていただいた東本庄地区は、先の台風12号水害により
地区内の集落が被害を受けられたり、地形が大きく変わってしまった場所など
氏子地域の中にあっては悲しくも一番被害を被った地区であったかと存じます。
そんな状況の中、こうして例年通りにお祭が斎行されました事に感謝いたしますとともに
来年は龍昇の如く更なる復興を遂げられます事、私達一同ご祈念申し上げます。
昨日は、昼前頃から夕方まで三社巡らせていただきご奉仕させていただきました。
歴史が古い、東本庄地区の一ノ宮神社。社殿も立派です。
お渡りの様子。御幣を持って神社周辺を渡行します。
お渡りの途中で一度、宮入りしてからもう一度獅子舞がまわされます。
勇壮にまわす、この地区の獅子舞は見ている人を魅了して下さいます。
そして最後にお餅まきが行われます。老若男女沢山の人で賑わってます。
不思議とお餅まきは人を笑顔にさせてくれます。
因みにまかれたお餅ですが、地区の方々が前日に搗かれたものです。
今回紹介させていただいた東本庄地区は、先の台風12号水害により
地区内の集落が被害を受けられたり、地形が大きく変わってしまった場所など
氏子地域の中にあっては悲しくも一番被害を被った地区であったかと存じます。
そんな状況の中、こうして例年通りにお祭が斎行されました事に感謝いたしますとともに
来年は龍昇の如く更なる復興を遂げられます事、私達一同ご祈念申し上げます。
2011年12月11日
須賀戎奉賛会 薪集め
先日、当社戎奉賛会会員が集まり薪集めと
明年9~11日の戎祭の打ち合わせ会が行われました。
今年も沢山の薪が集まりしたが、例年より少し少ないでしょうか。
因みに薪は戎祭で使われます。
当社のホームページの方でも紹介させていただいておりますが
境内に西宮戎紀南分社として蛭子命をお祀りさせていただいており、
毎年1月9日~11日の戎祭では、福笹吉兆の授与は勿論のこと
連日の餅まきや、空くじなしの福引きなども行っており
多くの人が集まり賑わいます。
朱塗りが鮮やかな戎社殿
また明年の戎祭では例年とは違った事も考えておりますので
是非足を運んでいただければと存じます。
また、こちらのブログの方でも祭の様子や餅まき時間等々随時告知させていただきたいと思っております。
2011年12月10日
お宮便り
本日、こちらも早朝は随分と冷え込みました。
今年の初霜?も見うけられたような。。。
早朝の冷え込みも太陽の光が差し込むにつれ徐々に気温も上がり
日向にいれば比較的あたたかく感じた1日でした。
今日は午前中に若いご夫婦が神社を訪れ
新しく神棚を新調されたとのことでしたので
当社の方で、清祓に新しい神宮大麻と須賀神符を納めさせていただきました。
若いご夫婦にも関わらず、ご自宅の方には戎様をお祀りする為の神棚を準備して下さっていたり
台所にお祀りする荒神様もすでにお祀りされておられたりと
少し話しを聞かせて頂いたのですが神様に対しての向き合いかたというか
考えられていることが凄くしっかりされているなと感じた若いご夫婦さんでした。
また、本日お宮参りにお越し下さったお子様も
先に写真屋さんで写真を撮られてから当社に来て頂く事となっていたのですが
何やら熟睡されたそうで、写真が撮れず、先に当社の方へと参られました。
よほど気持ちが良かったのでしょうね。
お宮参りのご祈祷中も終始気持ち良さそうにされておりました。
神様のご加護のもと健やかなる成長をお祈りいたします。
2011年12月01日
本日、月始祭(師走)
今日から12月(師走)です。
昨日より少し肌寒くはなりましたが、12月とは思えない気候が続きます。
この時期、早朝に行われる月始祭は体の芯から足のつま先まで冷えるのですが…。
本当に地球の温暖化が進んでいるのを肌で感じます。
少しずつ境内の木々が色付きはじめました。
針葉樹が多い境内ではありますが、今落葉樹のムクノキの葉が黄金色に染まってます。
この境内地のムクノキですが周辺地域でも数少ない太さだそうです。
上部の幹は朽ちているものの、残された幹とその枝にはしっかりと葉をつけ
毎年綺麗な黄葉を見せてくれます。自然の生命力というのは凄いですね。
緑の中に黄金色がよく映え、凄く綺麗です(掃除は大変ですが…)
因みに遠き昔は写真後方の小高い山の中腹にお社があったそうです。
昨日より少し肌寒くはなりましたが、12月とは思えない気候が続きます。
この時期、早朝に行われる月始祭は体の芯から足のつま先まで冷えるのですが…。
本当に地球の温暖化が進んでいるのを肌で感じます。
少しずつ境内の木々が色付きはじめました。
針葉樹が多い境内ではありますが、今落葉樹のムクノキの葉が黄金色に染まってます。
この境内地のムクノキですが周辺地域でも数少ない太さだそうです。
上部の幹は朽ちているものの、残された幹とその枝にはしっかりと葉をつけ
毎年綺麗な黄葉を見せてくれます。自然の生命力というのは凄いですね。
緑の中に黄金色がよく映え、凄く綺麗です(掃除は大変ですが…)
因みに遠き昔は写真後方の小高い山の中腹にお社があったそうです。